バイク買い取り専門店「バイク王」が、複数の自社ブランド名を使い、他社と買い取り価格を比較できるかのようにうたったサイトで査定を受け付けていたことが3日までに分かった。
他社とみられていたのは実は全てバイク王を経営する「アイケイコーポレーション」(東京)が所有するブランド。利用者は複数に申し込んでも、バイク王だけが査定する仕組みだった。
同社の担当者は「かつて買収した会社のブランド名を使っていた。自社ブランドという説明をしっかりすべきだった」と説明。誤解を生じさせる恐れがあるとして昨年11月にサイトを閉鎖した。
同社によると、06年と10年、ネットサービス会社に委託してバイクの買い取り価格を比較できるサイトをそれぞれ開設。サイト上には、バイク王を含む七つの会社が査定を受け付けているかのような内容を掲載していた。
同社は98年に設立、06年に東証2部上場。10年8月期決算で、買い取って販売したバイクの台数は約17万台、売上高は連結ベースで約241億円。全国に計111店舗ある。
http://mainichi.jp/select/today/news/20110104k0000m040028000c.html
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